庭に生える雑草、2020年01月13日に撮影したスカシタゴボウと思われるロゼットです。
スカシタゴボウはアブラナ科の越年草で、ナズナとも根生葉の形状が似ています。しかも個体によって形状の変化が大きいらしいので、これだけではよくわからないのが正直なところです。ですが、色々みてまわった中ではスカシタゴボウの可能性が高いのではと思っています。
スカシタゴボウは「透かし田牛蒡」の意ですが、その由来は不明だそうです。田んぼや畔によく生えること、ゴボウのような太い根が張ることで「田・ゴボウ」の説明がつくと思いますが、「透かし」は羽状の葉が地面を透かしてみえるからなのかな?よくわかりませんね。
英名ではmarsh yellowcressなど呼び方が多数あります。「沼地の黄色いクレソン」みたいな意味合いですね。ぜんぜんクレソンぽくないと思うのですが…。ちなみに食べられます。食べ方としては同じアブラナ科のナズナのように、おひたしや和え物などが向いているようです。なお、名前にゴボウと付いていますが根は筋張っていて食感が悪く、食べるなら若い葉や茎が適しているということです。
このスカシタゴボウ、春の強害雑草と説明されています。キンカンの株元に生えていることもあり、さすがに除草しないとダメですね。この草の特徴として、なんと切断された根から再生できるようです。すごい生命力。農業からみたら厄介者以外の何物でもありませんが、もしサバイバルな状況であれば頼もしい存在(食料)となりそうです。
タビラコや(ミチ)タネツケバナ、このスカシタゴボウと我が家の庭では田んぼのような草が生えてくるのが面白いなと思っています。近くに田んぼはないのでどこからやってくるのか、雑草のたくましさを感じます。
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