ミチタネツケバナ-2020/01/05

庭に生える雑草、2020年01月05日に撮影したミチタネツケバナです。

ミチタネツケバナ-2020/01/05
ミチタネツケバナ-2020/01/05

ミチタネツケバナについて

12月頃からやたらと群生してきており気になっていました。タビラコっぽい草やナギナタガヤなどと混生し、我が家の庭においてかなり勢力を伸ばしています。それもそのはず、ミチタネツケバナはアブラナ科の帰化植物で近年急増しており、道端や荒れ地など場所を選ばずに生えてきます。なかなか生命力の強い雑草ですが、暑さには弱いので通常は夏に枯れてしまいます。

ミチタネツケバナのアレロパシーについては記載されている資料がみつからず、おそらくアレロパシー作用は無い、あったとしても弱いものと考えています。

英名はへアリービタークレス(Hairy Bittercress)

日本では雑草扱いのミチタネツケバナですが、なんだか少しクレソンみたいで美味しそうにみえませんか?私は思いましたので、もちろん食べられるのか調べました。

結論としては食べられるようです。英名ではへアリービタークレス(Hairy Bittercress)と呼び、サラダやスープなどに利用されると『身近にあるハーブがよーくわかる本』(秀和システム 2007年)に記載がありました。

クレスというのはオランダガラシ(クレソン)の別名ウォータークレスのように、食べられるアブラナ科につく総称です。以下Wikipediaを引用します。

クレス (Cress) – アブラナ科の2種の植物の総称。
ウォータークレス (watercress) – オランダガラシの別名。
ガーデンクレス (garden cress) – コショウソウの別名。

引用元:クレス(曖昧さ回避) – Wikipedia

あれ?へアリービタークレスもクレスと付くのに、なぜか仲間外れにされてますね。ちょっとかわいそう。

ミチタネツケバナを食べている動画

本当に食べられるのか、食べている人はいるのか?と疑問に思い調べていたところ、いくつか海外の動画がありました。

Wild Edible Hairy Bittercress

野草に詳しそうなオジサンが、なにやら説明しながら道端で採取したであろうミチタネツケバナをそのまま生でモシャモシャ食べてますね。でも周りの人たちは苦笑いしているので、やはり一般的には雑草扱いで食べるのはちょっと…という印象です。

Bittercress! Eat More Weeds!

もっと雑草を食べよう!(Eat More Weeds!)みたいな感じでしょうか。こちらはトーストやチーズに併せて食べてますね。どうやらミチタネツケバナをトーストの上に乗せて焼いてしまうとおいしくないのか、バツ印が付いています。他の調理は生で使っているので、やっぱり生の方がおいしいんでしょうかね?ドーンと乗せると雑草感がすごいですが、そういう狙いでしょうか。

こういう動画をみてると、食べてみたい欲求が少しわいてきます。どうせたくさん生えているので今度試してみようと思います。

アゲハチョウの対策になるか?

よくいわれるコンパニオンプランツのひとつに、セリ科とアブラナ科の組み合わせがあります。これはセリ科の害虫であるキアゲハがアブラナ科を忌避し、アブラナ科の害虫であるモンシロチョウがセリ科を忌避する習性を利用したものです。

昨年アゲハチョウの幼虫には手を焼いたので、上記の習性がミチタネツケバナにも適用されるのであれば、少しでもアゲハチョウ産卵の機会を減らせないかと考えていました。幸いアレロパシー作用もなさそうですし、ミチタネツケバナを意図的に残し、夏場に枯れてしまうまでの間、アゲハチョウに対して抑止効果があるのか観察していきたいと思っています。

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