アカサシガメはハムシやイモムシを食べる益虫

うちの庭に出てきた『害虫かと思いきや益虫だった』シリーズ。今回はカメムシの仲間であるアカサシガメです。

突如庭に現れた赤いやつはアカサシガメ

いきなり庭に出てきて毒々しい色をしており『すわ害虫か!?』と思い、自分で調べても引っかからなかったのでTwitterで正体を教えていただきました。その節はありがとうございました。

アカサシガメは肉食性カメムシの一種

アカサシガメはサシガメ科に属するカメムシの一種です。

カメムシというと、まず最初にグリーンのアイツを皆さん思い浮かべることかと思います。言うまでもなく、アイツは植物の汁を吸って様々な障害を与える害虫です。しかも臭い、臭過ぎる。そのイメージのせいでカメムシの世間一般の評価はひどいものです。

しかしカメムシにも人間にとって有益となる種類は少なからず存在し、アカサシガメもその一種です。農業や園芸の害虫であるチョウやガの幼虫、ハムシなど小型の昆虫を捕食してくれます。量産型サシガメの3倍の速さで害虫を捕食するとかしないとか。

アカサシガメの食事シーン

こちらはアカサシガメの食事シーンの動画です。獲物はハムシの仲間とのこと。

獲物を捕らえたアカサシガメ Cydnocoris russatus

こんな風に獲物を捕獲してストロー状の口で刺し、中身の体液を吸います。ちょっと可哀そうな気もしますが、こんな風に食べられた害虫も自然に還元されるんだなと不思議な気持ちになります。

さいごに

今回はアカサシガメについて記事にしてみました。

『彼を知り己を知れば百戦危うからず』

人も虫も見かけによらない場合があるので、できれば反射的に駆除する前に、その虫のことを少しだけ知ってほしいなと思います。そうすれば、もしかしたら美味しい野菜やきれいな花を育てる心強い味方を増やせるかもしれませんね。

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