シロホシテントウとの出会い-2020/04/30

菜園をぼーっと眺めていると、例によってなにかの虫が飛んできました。『すわ害虫か!?』と警戒しましたが、観察すると今までみたことのない白い星がついたテントウムシ。体長は5ミリ弱程だったと思います。

シロホシテントウとホウレンソウ-2020/04/30
シロホシテントウとホウレンソウ-2020/04/30

シロホシテントウは農業の益虫として扱われる

シロホシテントウはちょっと珍しい菌食性のテントウムシです。うどんこ病の病原菌などをエサにする、農業においてはありがたい益虫になると思います。以前に出会ったキイロテントウと同じ特徴ですね。

他方、ナナホシテントウなどはアブラムシなどの害虫を捕食する肉食性の益虫です。うちの菜園にはナナホシテントウは定着しているようですが、キイロテントウやシロホシテントウは定着していないようです。おそらくアブラムシ類はいるが、うどんこ病などの病原菌はあまりないということなのかもしれません。

菌食性のテントウムシを呼ぶにはシロツメクサが有効か?

シロツメクサは我が家で最初に種まきした植物で、今や菜園の一面を覆うぐらいにはびこっています。

シロツメクサはうどんこ病にかかりやすい特徴があるので、キイロテントウやシロホシテントウといった菌食性の益虫を呼び寄せられるには有効かもしれません。

シロツメクサがうどんこ病にかかりやすいというと、他の植物に感染したりしないのか、という疑問をもたれるかもしれません。実際はむしろその逆で、病原菌に寄生する菌が増えるため、うどんこ病の予防に役立ちます

さらにマメ科なので窒素固定により土を肥沃にする効果もあります。ただし、一度はびこると地表の草を刈っても根から再生し管理が難しくなるため、その点は注意が必要になります。

農業の害虫として扱われるテントウムシ

残念なことに、農業では害虫として扱われるテントウムシもいます。ニジュウヤホシテントウなどの草食性のテントウムシです。これから夏野菜の季節を迎え、これら害虫を目にする機会も増えてくると思います。

下手に薬を使うと益虫にまで被害を及ぼしてしまう恐れもあるので、コンパニオンプランツを利用した害虫忌避など、なるべく自然に寄り添う形で対策していきたいと思います。

以前のキイロテントウしかり、家庭菜園をやっていると色々な昆虫と出会う機会があり、やっていて楽しくて飽きません。出会う昆虫の特徴を知ると、より深く家庭菜園を楽しめるかもしれませんね。

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