暖かくなったら野菜を栽培しよう!と昨年から考えていたのですが、今ある庭ではカンキツだけで精一杯です。
庭がダメなら屋上があるじゃない?ということで、我が家の屋上に90センチ四方の小さいガーデンスペースを造ってみました。屋上なんて使うのかと家を建てる当時は悩みましたが、こんなところで役に立つとはわからないものです。土地が小さいからこそ、屋上という空間が活きてきます。
屋上に運び込んだ土
土はとっても軽~いと商品名についている、こちらの培養土40L×4袋を大人買いしました。確かに大きさにしては軽いんですが、それでも屋上に運び込むのはけっこうしんどかったです。価格は送料込みで5700円ぐらい。家まで運ぶのも大変なので、配達してもらえてありがたかったです。
さてこの培養土、本当に軽くてフカフカ、むしろフワフワしています。水を含ませていないと風で飛んでいってしまうのでは不安になるほどです。植物が根を下ろしていない土というのは、こんなものなのでしょう。
緑肥としてのホワイトクローバー(シロツメクサ)
ホワイトクローバーの種まき
前述のとおり植物が生えていない土はやっぱり不安なので、今すぐにでも植物を植えたい!ということで、種まきしたのがホワイトクローバー、公園などどこにでも生えている、いわゆるシロツメクサです。ほぼ雑草だし適当で大丈夫だろうという考えで、適期より一カ月ほど早く、2月1日に種をまきました。1ミリにも満たない小さな種をバラ播きです。
なぜホワイトクローバーを植えるのか?
培養土なんだからホワイトクローバーなんて植えずに、いきなり野菜を植えた方がいいのではないか?とも思いましたが、培養土は野菜を育てること自体には問題ないはずですが、いかんせん地力(ちりょく)はありません。
培養土は用が済んだら新しい土と入れ替えるのが普通です。養分だけでなく病原菌の問題も出てきます。でも、屋上で土の入れ替えとか面倒くさくて私はやりたくありません。使えるものはなるべく使いまわしたい。そこをうまく緑肥とコンパニオンプランツなどを利用することで解決できないか、個人的な実験ですね。
ホワイトクローバーはヘアリーベッチと同じマメ科の緑肥として扱われる植物です。土壌を選ばず丈夫で生長が早く、マメ科ゆえに根粒菌の恩恵にあずかれるという、土づくりにはもってこいの植物だと思います。もし野菜の競合になるようであれば、土にすき込んでしまえばいいはずです。小さいスペースなので大した手間にもなりません。
種まきから約2週間後、芽が出た!
今か今かと楽しみに毎日水をやりながら、雨が降った翌日によくみると、本当に小さな可愛い双葉の芽が出てきていました。なんだかすごく嬉しい。
発芽に適した地温は20℃ということで、適温下では5~7日で発芽するらしいですが、今回は2週間ほどかかっています。2月でまだ寒い中、よく頑張ってくれたなと思います。これからしばらくは生長を楽しませてくれそうです。
今後の栽培計画
ホワイトクローバーはあくまで土づくりの手段なので、野菜の栽培はこれからです。なにを植えようかというところですが、春は以下のようなラインナップで考えています。
- フレンチマリーゴールド:キク科
- 小さいダイコン:アブラナ科
- 小さいニンジン:セリ科
- ホウレンソウ:ヒユ科
- チャイブ:ヒガンバナ科
マリーゴールドはセンチュウ対策として、他の野菜はさまざまな科を混ぜているのが狭いスペースでの共生を考えた場合のポイントです。私が参考にしているのは「コンパニオンプランツの野菜づくり」という書籍です。作物ごとに期待できる効果の色々な組み合わせが載っており、読んでいるだけでも楽しいです。試してみたくてワクワクします。
効率的に栽培するためには、育苗にも手をつけなければならないですね。簡易的な育苗ハウス買おうかなあ。
ちなみに下の画像は以前購入した緑肥たち。ヘアリーベッチはカンキツの庭に、3月になったら試しに植えてみたいと思っています。
コメント
野菜を栽培する時はまず土作りからなんですね✨色んな手間をかけないといけないんですね
コメントありがとうございます!
あくまでも我が家の事情と個人的な実験の意味合いが強いので、こんなことやってるんだな~くらいの気持ちでみて頂けるとうれしいです。
その中で失敗や成功の体験を記録していければと思っています。