我が家にブルーベリー苗木がやってきた

ブルーベリーは私が幼少の頃に実家で育てており、甘酸っぱくて好きだった記憶があります。青くて丸い可愛らしい果実を家で収穫する、というのがなんとも特別感がありました。

2019年夏の家族旅行でブルーベリー狩りを楽しんだのですが、子供の食いつきが思った以上によく、家に植えるのもいいかもね~なんて話をしていました。余談ですが、犬も入ってよい農園だったため、地面にいくらでも落ちているブルーベリーをこれでもかとむさぼっていました(笑)。

ただ、ブルーベリーはミカンよりも酸性寄りの土壌を好むため、ミカンと一緒に地植えにするのは気が引けます。そもそも複数本植えるスペースが庭にありません。そこで今回はブルーベリーの鉢植えにチャレンジすることにしました。

ブルーベリーの系統について大雑把に説明

ブルーベリーの栽培品種は100種類を超え、その系統として大きくハイブッシュ系、ラビットアイ系に分けられます。ハイブッシュ系はさらにノーザンハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、ハーフハイブッシュ系にグループ分けされるのですが、ここでは割愛します。

ハイブッシュ系とラビットアイ系にみられる、全体的な傾向としての特徴をリストアップしてみます。

  • 耐寒性:ハイブッシュ系>ラビットアイ系
  • 耐暑性:ラビットアイ系>ハイブッシュ系
  • 耐乾性:ラビットアイ系>ハイブッシュ系
  • 土壌適応性:ラビットアイ系>ハイブッシュ系
  • 結実性:ハイブッシュ系は自家受粉可能、ラビットアイ系は別品種の受粉樹が必要
  • 収量:ラビットアイ系>ハイブッシュ系
  • 食感として、ラビットアイ系は種のザラつき感が強い傾向

甘味・酸味といった食味や食感は品種ごとにそれぞれですが、育てやすさという点では耐寒性以外はラビットアイ系が優勢のようです。ただし、ラビットアイ系は他家受粉性といい、別品種を受粉樹として用意しないとうまく結実しません。他方、ハイブッシュ系は自家受粉が可能で一本だけでも結実しますが、受粉樹があった方が実の付き方はよくなります。

なお、ハイブッシュ系の接ぎ木苗の台木にはラビットアイ系が利用されるようです。そのことからもラビットアイ系の強健さがわかります。特にこだわりの品種がなく栽培にあまり自信がない場合は、関東以西の温暖地であれば、まずはラビットアイ系の中でも育てやすい品種を選んでおけば問題ないと思います。

ブルーベリー農園などでいろんな品種を食べ比べて、お気に入りの品種をみつけるのも楽しいかもしれませんね。ちなみに私はランコーカスというノーザンハイブッシュ系の品種が美味しいなと思ったのですが、いろいろ難しいらしく農園の方もネガティブな評価をされており、ちょっと残念ですが家で育てるのはひとまず諦めました。機会があれば増やしてみたいです。

購入したブルーベリー苗木

私はブルーベリー初心者というか、園芸自体が素人みたいなものなので、プロが選んだ受粉相性バッチリなラビットアイ系の苗木2本(ティフブルー、T-100)と鉢植え栽培のセットを購入しました。

ただ、これだけじゃ面白くないなと思い、もうひとつピンクレモネードという珍しいハイブリッド品種もチョイスしています。

ティフブルー:ラビットアイ系

ラビットアイ系の代表的な品種です。ティフブルーの特徴は以下のとおりです。

  • 収穫期は7月下旬~8月下旬。
  • 果実は中粒で風味がよい。果肉は硬く、日もちがよい。
  • 樹勢は強く樹姿は直立性。

ノビリス(T-100):ラビットアイ系

なんだかターミネーターの型番のような名前がついています。ノビリス(T-100)の特徴は以下のとおりです。

  • 収穫期は7月下旬~9月上旬。
  • 果実は大粒で甘味強め。果肉は硬く裂果に強い。
  • 樹勢は強く樹姿は直立性。

ピンクレモネード:ハイブリッド品種

ピンクレモネードはハイブッシュ系とラビットアイ系のいいとこ取りをしたハイブリッド品種!ということです。こういう珍しい品種が欲しくなってしまうんですよね。

ピンクレモネードの特徴は以下のとおりです。

  • 収穫期は6月下旬~7月中旬。
  • 果実は中粒で一味違う甘さで食感がよい。きれいなピンクに色づく。
  • 樹勢は強く樹姿は直立性。
  • 受粉樹はラビットアイ系を推奨。

ブルーベリー苗木の植え付け

商品到着~内容確認

注文して5日後、でっかいダンボール箱が届きました。開けてみたところがこちらです。

ブルーベリー苗木と鉢植え栽培セット
ブルーベリー苗木と鉢植え栽培セット

たくさん入っていますが苗木の枝が折れたり土が漏れたりといったこともなく、配送状態はとてもよかったです。実物がみえない通販では不安になるところなので、これにはホッとしました。

内容物と商品価格は以下のとおりです。

  • 挿し木2年生苗 ティフブルー、T-100と簡単鉢植え栽培6号鉢用6点セット:2,750円
  • 挿し木2年生苗 ピンクレモネード:1,430円
  • ブルーベリー簡単鉢植え栽培7号鉢用6点セット:715円

「ブルーベリー簡単鉢植え栽培6点セット」はサイズ・分量以外は同じ内容です。

  1. ブルーベリー栽培専用土(元肥入り、pH約4.5~4.8)
  2. 鉢底石:水はけをよくする。
  3. スリット鉢:通気性がよく根詰まりしにくい。
  4. 支柱:樹形を整える。
  5. 枝軸を縛るビニタイ:樹皮を痛めにくい。
  6. IB化成肥料:緩やかに効くので、適量与えれば肥料当たりの心配がない。

これらを全部同梱してもらって送料は1,650円でした。商品代金と送料との合計で6,545円(税込)です。挿し木の2年生苗だからお安いということもありますが、客観的にみてなかなかお買い得なのではと思いました。

到着後の注意点として「苗木に十分潅水すること」とありますので、たっぷりと水をやります。他にも植え付けの方法や栽培の留意点などが記載された説明書きがありますので、ひと通り目を通しておきました。

植え付け作業の実施

到着の翌日はあいにくの雨となったため、植え付けは到着から2日後となりました。植え付けの手順は説明書きに記載されている通りにやっていきます。

ブルーベリーの植え付けは葉が落ちた休眠期に実施します。厳寒期を避け、関東以西の温暖地では11~12月、寒冷地では2~3月に実施するのがベターです。

ひとまず資材を出しました。画像は6号鉢用のものです。

ブルーベリー簡単鉢植え栽培6点セット
ブルーベリー簡単鉢植え栽培6点セット

スリット鉢に鉢底石を敷き詰める。

鉢底石を敷き詰めることで水はけをよくします。

スリット鉢に鉢底石を敷き詰める
スリット鉢に鉢底石を敷き詰める

鉢植え栽培専用土を6分目くらいまで入れる。

袋詰めされていた用土はとても軽く、風の強い日の作業では注意した方がよいです。なお、用土の配合は(ピートモス7:パーライト2:鹿沼土1+元肥+土壌pH降下剤)となっています。ブルーベリーは保水性、通気性、水はけのよい有機質に富む酸性土でよく育つということです。

苗木をポットから抜き、根鉢周囲や底の土を軽くかき落とし、周囲の根を軽くほぐして、用土の上にバランスよく置く。

ここが一番時間がかかり気を遣うところでした。下の画像はノビリスの根をほぐしたところなのですが、スポンジのような感触で根が思ったよりもほぐれず、これでいいのだろうかと不安感がありました。同じラビットアイのティフブルーも同様です。

ノビリスの根をほぐしたところ
ノビリスの根をほぐしたところ

しかしピンクレモネードについては印象が変わり、下の画像のように根が太めなため、ほぐすのも比較的容易でした。

ピンクレモネードの根をほぐしたところ
ピンクレモネードの根をほぐしたところ

細い根が密集してスポンジのようになっていたラビットアイ2種とはかなり違います。ラビットアイ系でも品種によってこのような差異が出るのか、ハイブリッドだからなのかはわりませんが、品種による違いをいきなり実感できたのはよかったです。

残りの土を半分くらい入れて指で押さえる。

わりと強く押さえても土が少し余ってくると思います。

用土の少ない部分へ残りの土を入れ、ウォータースペースを作るようにならす。

土に水が浸透するまでに時間がかかるので、ウォータースペース(鉢の縁から土の表面までの水が一時的に溜まるところ)は適切に確保しましょう。

支柱を苗木の主軸枝に立て、ビニタイで軽く隙間を開けて縛る。

私の場合、ここにとても悩みました。支柱を使ったのはおそらく小学生のときのアサガオ栽培くらいで、どう使えばいいのかがよくわからない。「樹形を整える」って、具体的にどう設置すればいいんでしょうか。

さんざん悩んだ挙句、下の画像のように支柱を立てておきました。

ノビリスに支柱を立てる
ノビリスに支柱を立てる

樹形については考えることを放棄し、強風に耐えらえることを意識するようにしました。おそらく間違っているはずなので、やりたいことがわかってきたら修正していきたいと思います。

最悪、邪魔になるような枝は剪定してしまえばいいので、あまり悩む必要もなかったかなと後になって思いました。

パーライトがあまり浮き上がらない程度に数回に分けて潅水する。

鉢の中の土全体にゆっくりと水をしみ込ませるようにします。

パーライトとはなにか、ということは知っている前提で説明が記載されているため、私には意味がよくわかりませんでした。少し調べたところ、土の排水性・保水性・軽量化のために使われる改良用土だということです。

この用土においてのパーライトの役割は、主に保水性を高めることにあるはずです。いきなり水を多くやりすぎると、パーライトが浮き上がってきてしまい、想定している土中の保水性が損なわれてしまうと考えられるため、このような注意が必要であると理解しています。

IB化成肥料を四隅に3個ずつ、計12個くらい配置する。

肥料の用法・用量はしっかり守りましょう。ブルーベリーは肥料をやりすぎると枯れるそうです。

IB化成肥料を四隅に3個ずつ配置
IB化成肥料を四隅に3個ずつ配置

ここまでが植え付けの一連の作業となります。最初の一鉢目は説明書きを追いながら作業したのでそれなりに時間がかかりましたが、慣れていたら一鉢で15分程度かと思います。

今後の栽培管理

植え付けができたところで、ブルーベリー鉢植えの今後の栽培管理について整理しておきます。

  • 水遣り:春~秋は1日1回、夏季は朝、昼(夕)2回ぐらい、冬季は乾燥しすぎない程度。
    ※受け皿を使用する場合に水が溜まった状態が続くと、根腐れを起こし数日で枯れるため注意する。
  • 施肥:3、5、(7)、9、(11)月にIB化成肥料を鉢のサイズに応じた分量で与える。
    ※肥料を与え過ぎると簡単に枯れるため注意する。
  • 果実をならす場合は、摘花・摘果して半分以下くらいに抑える。
  • 5月中旬〜6月上旬頃に摘心を行う。
  • 収穫終了後、少し手前の良い春芽の部位で切り返し剪定を行う。
  • 休眠期(12月~3月)に整枝剪定を行う。
  • 2年に1回程度で植え替えを行う。

ひとまずは水遣りや施肥をきちんと実施し、注意点を守っていけば問題はないでしょう。剪定については実際にみてみないとちょっとわからないところですが、ブルーベリーは強めの剪定で問題ないようなので、思い切ってやってみたいと思います。

最後に今回購入した商品のリンクをまとめて置いておきます。

我が家にブルーベリーの生長という楽しみが増えました。美味しい果実をたくさん収穫できるようにがんばっていきたいです。

左からノビリス(T-100)、ピンクレモネード、ティフブルー
左からノビリス(T-100)、ピンクレモネード、ティフブルー

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