※広告を掲載しています

絶対に許さんぞナメクジども!!!!!→スラゴ(燐酸第二鉄)最強

記事中にナメクジの画像は出てきません。憎いナメクジにどう対策したのかとその結果がメインです。

先にネタバレをしてしまうと「燐酸第二鉄」最強!ということになりました。燐酸第二鉄は天然に広く存在し、微生物によってリン酸と鉄に分解されて作物に養分として利用されるので、土壌汚染の心配もありません。

燐酸第二鉄は食品添加物にも認められており安全性が高く、ペットや有用昆虫のいる場所で使用しても安全です。ナメクジ以外への影響はほぼないといってよい薬剤なので、私も安心して使用することができました。

燐酸第二鉄の薬剤は、ハイポネックス社の「ナメトール」とドイツ・ノイドルフ社の「スラゴ」があるようです。私は若干価格が安かったスラゴを選択しました。

スラゴは米国とEUにおいて有機栽培認定薬剤となっており、日本農林規格(JAS)の有機農産物栽培においても使用可能な環境にやさしい薬剤です。

ナメクジに食害されたマリーゴールド

ナメクジに食害されたマリーゴールド-2020/04/29
ナメクジに食害されたマリーゴールド-2020/04/29

周囲の粘液から犯人は完全にナメクジであることがわかりますね。マリーゴールドはナメクジに狙われやすい植物で、少し前から頻繁に被害にあっていました。

間引き対象の苗を試しに植えてみて、問題なく育つかどうかを確認したかったのですが、結果としては目的を果たしたのかもしれません。マリーゴールド以外にはヘアリーベッチなども被害にあっていますが、生長速度が速いため問題になりません。

寝ても覚めてもナメクジのことが頭から離れない。この状況をなんとかすべく、可能な限り薬剤には頼らない方針で対策を講じました。

木酢液によるナメクジ防除は、植物にかける濃度では期待できない

まず試したのは木酢液です。今回はマリーゴールドに適量散布して効果があるかをみてみました。

結果としては、残念ながら普通に食害されていました。木酢液の濃度を高くすればナメクジ忌避効果は現れるはずですが、植物にかける濃度では効果がないということになります。

なお、木酢液の原液を直接ナメクジにかければすぐ死にますので、土壌以外の場所でナメクジを処理するのには向いています。私はナメクジを割りばしでつまんで木酢液に漬ける、ということを繰り返していました。

ちなみにラベンダーの香りも同じようにナメクジを遠ざけるようですが、木酢液に比較してラベンダー精油は高いし、もったいなくて私は使おうと思えません。

ナメクジに卵の殻は乾燥させていないと逆効果

卵の殻のギザギザをナメクジが嫌がると聞き、マリーゴールドの株元に置いてみました。その結果がこちら。

ナメクジに葉をちぎられたマリーゴールド-2020/04/30
ナメクジに葉をちぎられたマリーゴールド-2020/04/30

初めてですよ・・・このわたしをここまでコケにしたおバカさん達は・・・・・・
(以下略)

葉を根元からちぎっています。せめて葉を食べろよと。この日の夜に巡回したところ、ちぎられた葉にナメクジがいました。やはりマリーゴールドが好きなようです。

卵の殻を乾燥させていなかったのも問題かもしれません。薄皮の部分がごちそうなのか、ナメクジとダンゴムシの集会場のようになっていました。少なくとも、乾燥させていない卵の殻では逆にナメクジを集めることになってしまい逆効果だと思います。

ナメクジ巡回は効果あるが腰が痛い

結局のところ、地道な巡回がここまででは一番効果がありました。ナメクジは夜行性なので夕暮れから夜に出現します。また、雨上がりにもかなり出てきます。卵の殻の上に乗っているナメクジは見つけやすかったです。

毎日巡回していると確かに数が減っているのはわかるのですが、新たに卵は孵化するし、別の場所からも移住してくるしで、結局いたちごっこになってしまいます。

ナメクジをみつける姿勢での腰痛、取り残しがいないかという不安、朝になって新たな被害が出ていたときのショック。これらすべてから解放されたいと願うのはいけないことでしょうか。

最終兵器は燐酸第二鉄の薬剤、スラゴ

気づいたら通販でスラゴを購入していました。薬剤に頼りたくないとか、そんなのはもういいんです。

スラゴをマリーゴールドの近くにパラパラまき、その日の夜に巡回したところ、偶然かもしれませんがナメクジはまったく見つかりませんでした。ダンゴムシは普通にいました。

スラゴ燐酸第二鉄粒剤450g
スラゴ燐酸第二鉄粒剤450g

価格は450gで1000円ぐらい。使用期限は2024年までになっているので、今年使い残しても安心です。

スラゴの有効成分は「燐酸第二鉄」です。他にナメクジに効果のあるメタアルデヒド系の薬剤よりも安全性が高いとのことで、ホームセンターなどでスラゴかナメトールを探したのですが扱っておらず、通販に頼ることになりました。

あらためてスラゴの特長を紹介します。

スラゴは速やかに作物への食害が停止する

スラゴを食べたナメクジ・カタツムリは、有効成分である燐酸第二鉄の働きで内臓器官に変化を起こし、作物を食べることができなくなります。

作物を食べられなくなったナメクジ・カタツムリは数日で死にます。隠れた生息場所で死ぬので死骸を目にすることもありません。

即効で死ぬわけではないですが、スラゴを食べた時点で作物の食害はなくなるため、特に問題はないと思います。むしろその場で死なれて死骸が残る方が嫌です。

スラゴは水分に強い

スラゴは水分を含んでも崩れにくく、湿気がなくなれば再び乾燥します。水分の吸収と乾燥を繰り返しても、効果や形状にほとんど変化がないそうです。

この特長は雨が多くジメジメした季節に活発化する、ナメクジ・カタツムリの駆除に適しているといえるでしょう。

スラゴはペットがそばに来る環境でも安全に使用できる

有効成分である燐酸第二鉄は、アメリカ食品医薬品局(FDA)で穀類加工食品向けの食品添加物として認められています。天然に広く存在する無機化合物なので、我が家のようにペットがそばに来る環境でも問題なく使用できます

スラゴは環境にやさしい

燐酸第二鉄は肥料成分のひとつでもあります。スラゴは土壌の微生物によって徐々に土に還り、リン酸と鉄に分解されます。リン酸と鉄は作物に養分として利用されるので、土壌汚染の心配はありません。

害虫の天敵などの有用昆虫類への影響も少ないです。スラゴは米国とEUにおいて有機栽培認定薬剤となっており、日本農林規格(JAS)の有機農産物栽培においても使用可能な薬剤です。

スラゴは使い方が簡単

スラゴの使い方はいたって簡単。ナメクジ・カタツムリが活動をはじめる夕方くらいに、作物の株元やその付近にパラパラと均一にまいておくだけです。粒が薄い青色なのも見やすくてよいです。ただし、作物の上に粒が残らないように注意が必要です。

スラゴ処理のその後、ナメクジに完全勝利

スラゴ処理後の元気なマリーゴールド-2020/05/03
スラゴ処理後の元気なマリーゴールド-2020/05/03

スラゴを使った日以降、雨が降っても庭にはナメクジがまったく現れなくなりました。相変わらず隣の家の塀にはナメクジがいるので、うちの庭のナメクジだけが沈黙したことがわかります。

これはもう完全勝利といっていいでしょう。後はスラゴの効果が切れてきた頃に再処理すればよいだけです。私のようにナメクジに悩まされている方は、一度スラゴを試してみてください。使ってみると、とっても気持ちが楽になりますよ。

コメント

error:
タイトルとURLをコピーしました