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ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)を庭に蒔いてよかったこと、悪かったこと

マメ科の緑肥として有用なヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)ですが、実際に自宅の庭に蒔いてよかったこと、悪かったことをまとめます。内容は現時点でのものなので、随時更新していきます。

ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)の花
ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)の花

ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)のよかったこと

まずはヘアリーベッチのよかったことを記載します。

生育旺盛で雑草の生える余地がなくなる

ヘアリーベッチの生育は旺盛です。あっという間に地面を覆い、他の雑草が生える余地がなくなります。雑草を刈る必要がほぼなくなるので楽ちんです。

訪花昆虫や天敵を呼んでくれる

ヘアリーベッチの花は、蜜源としてかなり魅力的らしく、蜜を求めてハチがたくさんやってきます。庭にいるとハチのブンブンという羽音がずっと聞こえてくるくらいです。受粉が必要な果樹にとっては、かなり有用と思われます。

また、ヘアリーベッチがつくる環境は、有用な天敵昆虫の住み家になってくれています。テントウムシやクモの類いが目に見えて増えました。生物相が豊かになることは、少なからず土壌や庭木にも好影響を与えてくれるはずです。

ヘアリーベッチの蜜を求めるハチ-2020/05/24
ヘアリーベッチの蜜を求めるハチ-2020/05/24

紫色の花が映える

ヘアリーベッチはクサフジと名前につくとおり、小さめの紫色の花がたくさん咲きます。これが一面に広がると、それなりに見応えがあります。後述する雑草感はありますが、使い方をきちんとすれば景観用としても通用すると思います。

採種が簡単なので次年度以降は種を買う必要がない

採種の作業自体はまだですが、花が多いだけあって果実もたくさんついています。こぼれ種でも大丈夫なくらいですが、種をとっておくと次年度以降も計画的に利用できると思います。

ヘアリーベッチ(ナヨクサフジ)の悪かったこと

次にヘアリーベッチの悪かったことを記載します。

他の植物に巻きつく

生育が旺盛なこともあり、ヘアリーベッチのつるが別途植えているマリーゴールドや庭木に絡みつきます。マリーゴールドを植えるタイミングは、ヘアリーベッチが枯れた後にすればよかったと思います。

雑草感が強い

写真でみるとあまりわかりませんが、ヘアリーベッチは雑草感がけっこう強めです。うちではナギナタガヤも一緒になって、雑草ジャングルへのシナジーが働いてしまっています。

雑然とした庭に比較的寛容(だと思う)な私ですら気になるくらいなので、お庭の見栄えを気になさる方はおそらく許せないものと思います。

ヘアリーベッチの今後に向けて

個人的には紫色の花が可愛いし、ハチやテントウムシがウロチョロしている環境は好きです。ですが、無計画に使うと主に見栄えの点で問題があることがわかりました。

今後はナギナタガヤを抑え気味にして、ヘアリーベッチが終わる頃にマリーゴールドを移植してみたいと思います。

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