庭に群生しているミチタネツケバナですが、へアリービタークレスという美味しそうな名前が付いていることがわかったので、ちょっとだけ食べてみることにしました。下はタビラコと混生していたミチタネツケバナを、サンプル的に抜いて撮影したものです。
草丈と同じくらいに主根が伸びており、無数に側根が出ています。想像よりも根が立派で少し驚きました。一応、葉の部分を適当に切って別の場所に植え戻しておきました。タビラコの方がレア度が高いので優先です。生命力の強い草なのでたぶん復活するでしょう。
他にも大きく育っている葉をいくつか採り、よく洗います。
普通に野菜っぽくみえますね。この時点で少しつまんでみたところ、少しの辛味と苦みがありますが、えぐみのようなものは全くなく、意外にもたんぱくというか特徴に欠ける印象をもちました。野菜として出てきたら抵抗なく食べられるかもしれません。
生ではちょっとあれなので、試しに茹でてみました。
茹で汁には淡い緑色がつきましたが、青臭さとかはほとんどありませんでした。食べてみると生のとき以上に特徴がなくなってしまい、旨くも不味くもない微妙な感じになってしまいました。
庭で採れた雑草という意識が邪魔して、生で食べ進める意欲が湧かなかったのですが、やはりクレソンのように肉料理の付け合わせなどに使うのがいいのかなと思いました。もう少し育ってきてから食べたらまた印象が変わるのかもしれません。
食べられなくはない、という程度なので私はおとなしくクレソンを買います。でも、クレソン(オランダガラシ)も雑草化しているのに立派に食用扱いで、ミチタネツケバナはただの雑草という扱いは気の毒です。Cress(Wikipedia)からも仲間外れになってますし。せめて我が家の庭では花を咲かせてあげようと思います。
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